BLOG 食文化食伝統海外ASEANブルネイ伝統料理文化菓子 ブルネイ 水上集落とおもてなしの伝統菓子 2020年5月21日 こんにちは。 北海道在住、食と農のコンサルタント、野菜ソムリエ上級プロの田所かおりです。 みなさま、ブルネイという国をご存知でしょうか。東南アジアのボルネオ島の北部に位置し、周囲はマレーシアと接しています。 国土面積は三重県ほどですが、石油が採れ、自然と資源に恵まれたとても豊かな国です。 そんなブルネイの食文化を複数回にわたってご紹介します。 今日は、水上集落と伝統菓子についてです。 ブルネイには、「カンポン・アイール(Kampung Ayer)」という名の世界最大規模の水上集落があります。 その歴史は古く、一説には1000年ほどで、1世紀前までは、ブルネイの人口の約半分の人がここで生活していたそうです。 水上集落には人々の暮らす家だけでなく、学校、サッカー場、消防署、モスク、警察署など、様々な公共施設もあり驚きました。 船着き場から上陸!(陸ではないが)視界に入る家は全て1階建て。 植物を飾っていたり、外壁を綺麗な色で塗っている家もあれば、生活感あふれる家、鳥小屋もありました。 道幅も耐荷重的にも、車は走れないだろうなという木の板でできた道を歩いて、ツアーで案内されたお宅にお邪魔しました。 水上だからなのか、陸よりも涼しい! そして、ご馳走して頂いたのが、こちらの4種。どれも素朴でかわいい形です。 一つ目、「セルル」。粘り気を抑え、甘さを半分くらいにしたういろうのようなお菓子。 二つ目、「バフロン」。マドレーヌのような形で、生地はさっぱりしたお味。生地は鈴カステラの甘みを抑えた感じです。 三つ目、名前がわからないのですが、かるかんに非常に近い。しっとりしていて、きめ細かいスポンジのお菓子。※このお菓子の名前をご存知の方、ぜひメッセージお待ちしております。 四つ目、「アルダン」。小さなドーナッツ。食感は少し固めでしっとりしていました。写真のピントが合っていなくて残念。 どれも甘さ控えめで美味しくいただきました!ご馳走様でした。 廊下を通って奥のキッチンを見学させていただきました。女性が作業されていました。 キッチンは、床に穴が開いていて、水面が見えたこと以外は、テレビ、扇風機、電子レンジ、トースターなどの家電もあって、水上とは思わないくらいの装備でした。 ボートに戻り、水上集落の外側をぐるっと回ってツアー終了。 余談ですが、ツアー中、どこかでお財布が濡れてしまっって焦ったのですが、お札がプラスチックでできていて、水分をふき取れば元通り。 万が一お札が風に飛ばされても水に浮きそうですし、水が浸み込まないので沈まなそうで、これなら水上生活でも便利でしょう。 ブルネイは治安も良く、仕事で行った一人旅の私にとって優しい国でした。また機会があれば訪れたいです。 今日はこのあたりで。食と農の未来がより豊かになりますように。 Facebook Twitter はてブ Pocket Feedly
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