アルケッチャーノで伝統野菜に舌鼓@山形県鶴岡市

こんにちは。
北海道在住、
食と農のコンサルタントの
田所かおりです。

今日は、山形県鶴岡市のイタリアン
アルケッチャーノのレポートです。

以前から行きたいお店として
ずっと頭にあったのですが、
今回山形県鶴岡市を訪れることになり、
念願かなって訪問です。

店舗は2022年の7月に移転され、
鶴岡中心地から少し離れた田園風景が広がる
幹線道路に面した場所にありました。
席に案内されると、
全面ガラス張りの外は、すぐそこに畑と
山形の雄大な山々の景色が楽しめます。

では、本題のランチです。
予約していた一番ライトなコース(¥4,400)を
いただきました。

メニューはこちら。

ドリンクも魅力的で、
地元産の農産物を使った
ジュースが豊富にありました。
私は和梨のジュースを注文しました。

在来野菜を使用していることでも有名なお店。
いつもなら、お肉やお魚で選ぶのですが、
今日は、とことん野菜中心の選択です。
野菜の品種名が掲載されている
~選べるメインディッシュ~からは
3.庄内豚のグリルと藤沢かぶの焼き畑仕立て
翌日、「ちいさなちいさなかぶサミット」へ行くことを
予定していたので、
「藤沢かぶ」のメニューを見つけた時には、
心の中でやったー!と叫びました。
後から知ったのですが、
よみがえりのレシピという映画でも
登場したメニューだったようです。

~選べるパスタ~からは
A.庄内豚ベーコンと平田赤ネギのトマトソースパスタ
を選びました。
庄内豚が続いてしまうのですが、
ベーコンなので良しとしました。
お目当ては「平田赤ネギ」。
どんな風に調理されるのか楽しみです。

では一品ずつ紹介していきます。
1品目、本日のおまかせ前菜

カニとレタスのサラダだだちゃ豆のプラリネがけ
です。

だだちゃ豆の風味が感じられ、
とにかくレタスがシャッキシャキでした。

2品目、地魚とお野菜の食感カルパッチョ

わらさに、大根、セロリ、とんぶり、からすみ
が合わさって、和食の要素を取り入れた一品です。

とてもさっぱりとした味わいでした。

3品目は、本日のはえぬき米のリゾット
紅えびとリゾットを焙り、焼きおにぎり風に
仕上げられた一品です。

紅えびとは、庄内浜のブランドエビで、
甘エビ(ホッコクアカエビ)のこと。
女性の唇に紅を塗ったさまに
色形が似ていることから
この名前で呼ばれてきたそう。
お味は、紅えびの甘さと
はえぬき米のクリーミーなリゾットがマッチしていて
美味しくいただきました。

4品目はいよいよ「藤沢かぶ」を使ったメニュー
庄内豚のグリルと藤沢かぶの焼き畑仕立て
です。

「藤沢かぶ」は山を焼いて栽培される、
とても珍しい栽培方法がとられているかぶ。
その栽培の様子をイメージした一品です。
野菜のストーリーがお皿の上に広がるなんて、
感激です。

まず「藤沢かぶ」ですが、ほとんど生で、
表面が焙られています。
庄内豚はお肉の味が強くやわらかくジューシーでした。
それぞれの素材が力強く、
このお皿から少しだけ野性味を感じました。

5品目、庄内豚ベーコンと平田赤ネギのトマトソースパスタ
「平田赤ネギ」も山形県酒田市の在来作物です。

「平田赤ネギ」の赤い部分はシャキシャキ感を残し
パスタの上にたっぷりと飾られ、
中心部分や緑色の部分は軟らかめに火が通され、
パスタソースの一部として麺と絡められていました。
庄内豚のベーコンの味がトマトソースに移り、
しっかりとしたお味でした。

6品目、本日のドルチェ
壺の中は、梅のジェラート
クリームブリュレラズベリーソースがけ
塩ミルクのジェラート、チュイール

お料理もドルチェも美味しかったです。
在来作物が豊富な山形だからこそ味わえるお料理で
頭も心もお口もおなかも大満足となりました。

私の周りの客様は、
会話の内容やお店の方の対応をからすると、
食関係の業界人のようでした。

また鶴岡に行くことがあれば、
ぜひ再訪したいと思います。

今日はこのあたりで。
食と農の未来がより豊かになりますように。

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