こんにちは。
北海道在住、
食と農のコンサルタント、野菜ソムリエ上級プロの
田所かおりです。

今日は台湾で出会ったカニステルをご紹介します。

カニステルは、別名クダモノタマゴといわれる、
アカテツ科ポーテリア属、
メキシコ南部原産の果物です。

ちなみに、アカテツ科の果物は、
サポジラやスターアップルなどがありますが、
滅多に北海道で手に入らない
トロピカルフルーツです。

その外観を例えるなら、
先端が尖った小さめの黄色い桃、でしょうか。

カニステルは果物ですが、
そのオレンジ色に近い黄色の果肉に
果汁はあまりなく、
ホクホク、パサパサしていて
とても甘いです。

クリのような、粉質の強いカボチャのような、
卵の黄身にお砂糖をたっぷり混ぜたような
そんな味がします。
牛乳との相性はきっと抜群です。
1個食べればかなり満足感があります。

果皮は薄めで傷つきやすく、
種はラグビーボールを
パンパンに膨らませたような形状をしています。

そんなカニステル、
日本国内ではほとんど見かけませんが、
沖縄ではいくつかの優良系統が選抜され、
石垣での開花期は年3回あり、
ほとんど年中収穫が可能。

生育適温は25~30℃、
寒害が生じないよう7℃以上に保ち、
霜が降りないようにするのが必須なので、
日本国内で経済的な栽培をするには
限られた場所ということになりますね。

北海道で作ろうものなら、
果たして1個いくらになろうことか。
それでも、設備さえあれば趣味で
作ってみたい気もしますが。

台湾では、民家の庭先で栽培されていました。
意外と背の高い樹で、
2階建ての建物の窓から
手が伸ばせるくらいの大きさでした。

さて、
私が台湾でカニステルに出会ったのは5月上旬。

マンゴーで有名な玉井地区にある
玉井青果市場で売られているのを
タクシーの運転手さんが説明してくれ、
購入されていたのは知っていたのですが、
なんと、
旅の終わりにプレゼントしてくれました。
これには、大感激!

一日案内していただく中で、
私が相当野菜・果物が好きな
ちょっと変わった者であることを、
認識していただいていたようです(笑)
(この日は、水蓮菜、マンゴー、菱の実の畑、
青果市場、などを見学しました。)

タクシーの運転手さんと別れ、
台湾新幹線に乗り、台北へ移動、
ホテルでこの日入手した果物を一通り撮影した後、
ゆっくり味わいました。

今度カニステルを見つけた時は、
あの時の運転手さんの優しさを思い返しながら、
牛乳を片手に頂きたいと思います。

今日はこのあたりで。
食と農の未来がより豊かになりますように。

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