鮨・肴匠くりや@札幌

こんにちは。
北海道在住、
食と農のコンサルタント、野菜ソムリエ上級プロの
田所かおりです。

今日は「食」がテーマです。
人気店の秘密を探るということで、
北海道札幌市白石区にある「鮨・肴匠くりや」さんのレポートです。

完全予約制のため、10分前くらいから
ワクワク、ソワソワしながら道路で待機。
予約時間ジャストに暖簾がかかり、いざ入店です。

お店は、細い階段を上って2階にありました。
カウンター6席のご用意。
目の前のお皿に、その日のおすすめ品を一品ずつ、
お客様全員に順番に出してくれるスタイルです。

では、順番通りに。

1品目:いかの茶碗蒸し
帆立や魚も入っていました

2品目:蛸(たこ)の柔らか煮、あん肝、奈良漬、わさび
蛸がとにかく軟らかい
コクとねっとり感のあん肝
ちょびちょび味わいました

3品目:海苔ごはんわさび 
甘みのあるパリパリの海苔

4品目:鰻(うなぎ)の串焼き
脂がたっぷりのったぷりぷりの鰻
山椒の香りで後味が爽やか

5品目:函館でとれたヤリイカ
甘みが出るように、裏表に切目を入れられているそう

6品目:縞鯵(しまあじ)
真空状態にしてクラッシュアイスの中で2週間寝かせたもの
クラッシュアイスを使うのがポイントとのこと

7品目:本鮪(まぐろ)の赤身
シャリに合わせるために二十日寝かせたもの
ねっとり&旨味が強い

8品目:蟹と雲丹のなめろうアスパラのせ
毛蟹の身とみそを寝かせたものと、雲丹を混ぜて。
もちろんアスパラも甘みがあって美味
海の甘みと岡の甘み

9品目:だし巻き玉子
江別市にある太田ファームのファフィ卵を
提供五分前に焼き上げ、粗熱がとれたもの 
後から広がる卵の味を計算して、砂糖をあまり入れていないそう

10品目:小鰭(こはだ)
中まで酢を入れないのがこだわり

11品目:昆布締めの海老二本 えびばくだん
一本だと大味だから、
大味にならないようにしめて小さくしているそう

12品目:トロ
一か月寝かせたもの
脂が程よく抜けていて、とろける旨味

13品目:骨切りしたニシンの塩焼き すだち
ほろっとほどける
歯がなくても食べられるほど
調理中のホネ切りの音が心地よかった

14品目:鯨(くじら)ベーコン
顎から胸あたりの部分を自家製ベーコンにしたもの
ポン酢でしゃぶしゃぶも

15品目:蝦夷鮑(えぞあわび)肝ソース
三時間酒蒸しにしたもの
クリーミーな肝ソースの中にお米があり、リゾットのよう

16品目:十勝広尾の若い柳葉魚(ししゃも)の浜干し

17品目:ブイヤベース
もはや出汁ではなく、旨味!
こんなに濃いスープは初めて。
飲んで、どうやら目を閉じていたようで(笑)
大将に「目をとじていましたね。」と言われました。

18品目:苫小牧の北寄貝(ほっきがい)の炙り
貝好きにはたまらない。
ですが、このあたりでいよいよお腹がきつくなってきました。

19品目:中トロの漬け
一月寝かせた中トロを漬けにしたもの
寝かすとやっぱり旨味とねっとり感が違います。

20品目:奄美大島の車海老
甘みとプリっとした歯ごたえ

21品目:雄武の馬糞雲丹(ばふんうに)
手の上に直接のせていただきます

22品目:穴子
軟らかな穴子とパリパリした海苔のコントラストが美味しい

23品目:毛蟹の足でとった出汁の赤汁
ほっとするお味

24品目:玉子焼き
まさに、お寿司屋さんのデザート

25品目:海苔巻き
おまけで出してくださった品

一品一品が本当に美味しかった。
お皿に置かれたネタがすっと沈む握り。
お料理の味はさることながら、
ひと手間かけた理由や調理方法の説明も含め
トークも楽しむことができました。

大将も女将もとても気さくですし、
端の席からお料理が順番に出されるので、
食べている間にお客様もなんとなく一体感が出てくる、
そんなお店でした。

秋頃は、通風まっしぐらのネタが、
ラインナップされているとのこと。
これはもう、また行くしかありません(笑)。

~最後まで楽しむための注意点~
小食な方は十分お腹を空かせて行きましょう。
ウエストが緩められる服をお勧めします。
私はなんとか最後のお品までいただくことができましたが、
正直なところ、もう限界寸前でした。
女将さんもウエストゴムを推奨されていましたし、
常連さんほどお腹周りがラフな格好でいらっしゃるようですよ。

店名:鮨・肴匠くりや
所在地:北海道札幌市白石区本郷通8丁目北1-22 石田ビル 2F
駐車場:なし ※近場に複数の有料駐車場があります。
HP:https://r.goope.jp/curiya

今日はこのあたりで。
食と農の未来がより豊かになりますように。

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