ブルネイ 水上集落とおもてなしの伝統菓子

こんにちは。

北海道在住、
食と農のコンサルタント、野菜ソムリエ上級プロの
田所かおりです。

みなさま、ブルネイという国をご存知でしょうか。
東南アジアのボルネオ島の北部に位置し、
周囲はマレーシアと接しています。

国土面積は三重県ほどですが、石油が採れ、
自然と資源に恵まれたとても豊かな国です。

そんなブルネイの食文化を複数回にわたって
ご紹介します。

今日は、水上集落と伝統菓子についてです。

ブルネイには、
「カンポン・アイール(Kampung Ayer)」
という名の世界最大規模の水上集落があります。

その歴史は古く、一説には1000年ほどで、
1世紀前までは、ブルネイの人口の約半分の人が
ここで生活していたそうです。

水上集落には人々の暮らす家だけでなく、
学校、サッカー場、消防署、モスク、警察署など、
様々な公共施設もあり驚きました。

船着き場から上陸!
(陸ではないが)
視界に入る家は全て1階建て。

植物を飾っていたり、
外壁を綺麗な色で塗っている家もあれば、
生活感あふれる家、
鳥小屋もありました。

道幅も耐荷重的にも、車は走れないだろうなという
木の板でできた道を歩いて、
ツアーで案内されたお宅にお邪魔しました。

水上だからなのか、陸よりも涼しい!

そして、ご馳走して頂いたのが、こちらの4種。
どれも素朴でかわいい形です。

一つ目、「セルル」。
粘り気を抑え、甘さを半分くらいにした
ういろうのようなお菓子。

二つ目、「バフロン」。
マドレーヌのような形で、生地はさっぱりしたお味。
生地は鈴カステラの甘みを抑えた感じです。

三つ目、名前がわからないのですが、
かるかんに非常に近い。
しっとりしていて、きめ細かいスポンジのお菓子。
※このお菓子の名前をご存知の方、
ぜひメッセージお待ちしております。

四つ目、「アルダン」。
小さなドーナッツ。
食感は少し固めでしっとりしていました。
写真のピントが合っていなくて残念。

どれも甘さ控えめで美味しくいただきました!
ご馳走様でした。

廊下を通って奥のキッチンを
見学させていただきました。
女性が作業されていました。

キッチンは、
床に穴が開いていて、
水面が見えたこと以外は、
テレビ、扇風機、電子レンジ、トースターなどの
家電もあって、
水上とは思わないくらいの装備でした。

ボートに戻り、
水上集落の外側をぐるっと回ってツアー終了。

余談ですが、
ツアー中、どこかでお財布が濡れてしまっって
焦ったのですが、
お札がプラスチックでできていて、
水分をふき取れば元通り。

万が一お札が風に飛ばされても
水に浮きそうですし、
水が浸み込まないので沈まなそうで、
これなら水上生活でも便利でしょう。

ブルネイは治安も良く、
仕事で行った一人旅の私にとって優しい国でした。
また機会があれば訪れたいです。

今日はこのあたりで。
食と農の未来がより豊かになりますように。

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