こんにちは。
北海道在住、
野菜くだものハンター、
やさい直売所コンサルタントの田所かおりです。
今日は、「摩周メロン」のレポートです。
北海道には様々なメロンの産地がありますが、
その中でも最も東に位置する
弟子屈町で栽培されています。
摩周といえば、摩周湖。
日本では最も透明度の高い湖として知られています。
世界ではバイカル湖についで2番目なんだとか。
凄いですね。
野菜・果物は９割が水ですから、
きれいな水は美味しい野菜・果物には
不可欠です。
さてさて、摩周メロン直売所に話を戻します。
ちょうど直売所OPENの日に伺うことができました！
(2021年7月25日)
と、販売開始日を知っていたかのような感じですが、
実は、何も情報がない状況で、
前日に直売所の他、道の駅の直売所にも
探しに行ったりして、
ない…まだか…残念だ…、次は何年後だ？？と、
半ばあきらめていました。
翌日、やっぱり諦めきれず、
ダメ元でもう一度直売所に行ったところ、
なんと！開店しているではないですか！
しかもOPENして間もないご様子。
諦めなくて良かったです。
いざ直売所へ。
中の様子はこんな感じです。
赤肉メロン、青肉メロンが、
１球から大きな箱で５～７玉入りで
販売されていました。
そしてこちらは、青肉メロン木箱入りです。
摩周メロンの前に「まぼろしの」と書かれています。
お値段は、5,000円也。
「生産者No.6」のシールが貼られています。
私は、赤肉、青肉両方入った
普通の箱入りのメロンを購入しました。
お値段は3,600円也。
外に出て摩周メロンと一緒に記念撮影。
購入できてご満悦です(笑)
地方発送も行っているようです。
こちらが今年の料金表です。
そうそう、弟子屈町は夏でも涼しいエリアなのですが、
この日は30度越えでかなり暑く、
日差しも強かったです。
帰宅後、とりあえず箱を撮影。
３L、秀品です。
まだ食べられないメロンを前に、まじまじと観察。
赤肉には「生産者No.6」、青肉には「生産者No.4」の
シールが貼られていました。
ちなみに、「生産者No.4」のシールは、
パンフレット掲載のメロン写真の生産者さんです。
両方とも期待大ですね。
つるが枯れるまで、
１週間ほど常温で追熟させました。
摩周メロンは他の品種に比べ、熟しても香りが強くないので、
包丁を入れるタイミングは、
つるの枯れ具合で判断するのがおすすめです。
食べごろになっても香りが強くないのは、
日持ちのする品種の特性でもあります。
つるが全体に枯れてしぼんだので、
まずは赤肉メロンに包丁を入れました。
（7月31日）
断面はこちら。
おしりの部分が少し熟れ過ぎですが、
皮のすぐそばまでオレンジ色です。
早速お皿へ。
食べやすいようにカットして、一口頂きました！
甘みが強く、しかも上品な甘さと口当たり。
これは大当たりです！
ちなみに、種ぎわ中心部の糖度は16.8度。
素晴らしい！
前職の関係で一時期美味しいメロンを
沢山いただく時期がありまして、
メロンにはうるさいんですが。
個人的な好みも含めていうと、
くちどけの良い果肉よりも、
ある程度しっかりした果肉のメロンで、
甘さがのったものが非常に上品で好みです。
まさに、この赤肉の摩周メロン！
食べる頻度が少ない場合は、
トロっととろけるタイプの果肉に魅了されやすいのかも
しれないのですが、
私の周りにいるメロンを食べなれた方は、
ほとんどがこの上品タイプが好みです。
もちろん、トロっとタイプのメロンで美味しいものも
沢山あります。
それから、勝手な意見ですが、
果肉しっかり目のメロンは、
くちどけタイプよりも甘みを感じにくく、
上手に栽培しないとここまでの味を出すのは難しい。
誤解を恐れずに言うなら、
ウリのようになりやすい。
しかし、あえて難しい品種を作る
生産者のこだわりと技術に感謝です。
だから、このような上品タイプの果肉の
摩周メロンは貴重だなと思います。
翌日（8月1日）、青肉メロンに包丁を入れました。
断面はこんな感じです。
美しいですね。
早速カットしていただきました。
さっぱりした甘さで美味しい。
種ぎわ中心部の糖度を計ってみると、14.2度でした。
そのままでも十分美味しいのですが、
青肉はちょこっとアレンジしてみました。
冷蔵庫にあった生ハムと合わせて、
オリーブオイルと黒胡椒をかけて頂きました。
いわゆる、生ハムメロンです。
甘みと塩味が美味でした。
ちなみに、メロンの機能性にもちょっと
触れておこうと思います。
メロンはカリウムが豊富に含まれており、
高血圧の予防、むくみの解消が期待できます。
また、動物実験で、コレステロールの低下や
甲状腺機能障害、高血糖の症状を改善するのに
役立つ可能性があることがわかっています。
美味しいメロンで、より健康になれるなんて
一石二鳥ですね。
気になった方はぜひどうぞ。
「摩周メロン直売所」
〒088-3222 北海道川上郡弟子屈町摩周3
パイロット国道／国道243（931）沿い
釧路圏摩周観光文化センター隣
駐車場あり
その他お問い合わせ先・ご購入は、
「摩周メロン生産組合」
住所：北海道川上郡弟子屈町原野
TEL/FAX：015-485-2928
（7月下旬～9月上旬）
「郵便局 ふるさと小包」
（お申込み期間：2021年7月9日～8月16日）
でもお取り扱いがあるようです。
今日はこのあたりで。
食と農の未来がより豊かになりますように。
