オーベルジュ・ド・リル サッポロ@札幌円山

こんにちは。
北海道在住、
食と農のコンサルタント、野菜ソムリエ上級プロの
田所かおりです。

札幌円山公園入り口にある、人気のフレンチレストラン
「オーベルジュ・ド・リル サッポロ」さんのレポートです。

以前から行ってみたいと思っていたのですが、
ウエディング会場としても人気で、
何度かトライしましたが、休日となるといつも満席。
コロナ禍ということもあってか、予約をすることができ、
やっと念願叶って行って参りました。

雪と洋館の雰囲気が素敵。

室内は重厚感と歴史を感じる雰囲気です。
さすが、ウエディング会場として利用されるだけあります。
どこか心が満たされる空間です。

今回予約したのは、Le Menu Françaisというランチコース。
¥3,800(別途 消費税 10%・サービス料10%)。

まずはドリンクです。

ミカンのカクテル(だったかな、記憶が曖昧です)
もちろん、ノンアルコール。

アミューズ

白糠産柳蛸の赤ワイン煮込み
レンズマメのサラダと春菊のエスプーマ

平たいお皿での提供かと予想していましたが、
カクテルグラスでオシャレ。
春菊のエスプーマは初めて。
春菊の香りが効いていてクリーミー。
軟らかく火を通した柳蛸とレンズマメで、
全体的にはクリーム感が上手く打ち消され、
サバサバさっぱりとした一品でした。

鮪のタルタルと冬野菜のサラダ
アボカドのクーリーとバルサミコのグラス

鮪のタルタルと冬野菜のサラダ
アボカドのクーリーとバルサミコのグラス
見た目よりもお野菜がふんだんに使われています。
とろっとしたアボカドのソース、
お野菜(何か忘れました)のフライはパリパリ、
鮪の上には薄い根菜類が何層か敷いてあってシャキシャキ。
鮪のタルタルは少しねっとり。
バルサミコのアイスと一緒に頂くと、
酸味でさっぱり&ひんやりな一品でした。

付け合わせのパンとバター。
食べる前の写真がなくごめんなさい。

真鯛のポワレ 赤玉葱のコンフィと押し麦のリゾット
紫マスタードのソース

サラサラでちょいモチモチで噛み応えのある押し麦のリゾット。
鯛のポワレは皮目パリパリ、ジューシーでホロホロの身。
芽キャベツの歯ごたえも◎。
紫マスタードのソースは、
辛味がツンとこないソースでした。
今回初めて出会った、紫マスタードは、
からし菜なので紫色の色素を持つ可能性もあるよな…、
と思って食べていましたが、
帰って調べたところ、
紫色はワインを作る際に出るブドウの酒粕みたいなものを
使って作るマスタードだと知りました。
勉強になりました。

お魚(真鯛)かお肉(鶏モモ)の選択で、
もう一方のお肉の方はこちらです。

鶏モモ肉のコンフィとクロメスキ
チョリソーのエミュリッション

鶏肉が本当に軟らかくジューシーで美味だったようです。

コースとは別に、
おすすめされたチーズ。

視界に入るお客様はみんなお断りしていましたが、
せっかくなので、一番珍しいものをオーダーしてみました。

こちらは、
フランス産のヤギのチーズ、シャビレザン。
シャビがシェーブル=山羊で、
レザンがレーズンという意味とのこと。
ヨーグルトの様なチーズ&フルーツで、
まるでデザート。

私が食べたことのあるチーズの中で、
同じようなスイーツ系のチーズとして、
ニセコチーズ工房さんの
「二世古 雪花」が頭に浮かびました。

山羊と聞いていたので独特の臭みがあるかと構えていましたが、
遠くの方にあなたは山羊ですか?くらいな感じ。
チーズはホロホロでクリーミーな食感。
レーズンと相まってとても美味しかったです。

後から調べて分かったのですが、
どうやらシャビレザンの中でも、
ゴールデンレーズンを使ったものは珍しいらしく、
ゴールデンレーズンは皮が薄く、爽やかで上品な甘みで、
絶妙な味のバランスを作り出しているとのこと。
私にシャビレザンのゴールデンチーズを進めて下さった、
スタッフの方、本当に感謝です。

そして、この木の器。
なんと、レストラン内で切り倒された樹を使って、
スタッフの皆様で作ったのだそう。
器もチーズの雰囲気と合っていますし、
こういうストーリーを聞くと
この一品の価値がアップしますよね。

このチーズに対するコメントの多さで、
チーズに対する私の満足度が
伝わったでしょうか(笑)。

プレデセール

ふわふわのマシュマロの円柱の中に
甘さを抑えたイチゴ、
レモンバーベナの甘いソース。

八朔のクレープスフレ

生の八朔が中に入っていて爽やかな酸味。
香りづけはオレンジやライムも使われていたのではないかと
思います。
添えられているのは、チョコレートアイス。

小菓子

マカロンとフィナンシェ
マカロンは緑色だったので、
最初は単純に抹茶かなと思ったのですが、
そうではない。
中のソースを良く味わって、りんごと推測。
お会計時にスタッフの方にたずねたところ、
青りんごのマカロンでした。
正解(笑)

スイーツは平均よりやや強めの甘さかなと思いました。

カフェ

コーヒー、エスプレッソ、紅茶などから
コーヒーを選びました。

お食事の量は私には適量。
フレンチですが、お腹がもったりすることもなく軽めです。

コロナ禍の対策でテーブルにはこちらが置かれていました。
接客業の皆様は本当に大変ですよね。
お手洗いを2度お借りしたのですが、
ここでは詳しく書きませんが、
コロナ対策に気を使われているんだなと感じました。

駐車場は…
30台ほど駐車できるとあったので、すぐに探せると思ったのですが、
レストランに隣接した場所ではなく、
レストランから少し歩く場所にありました。
目印は、アメリカ合衆国駐札幌領事館。
その向かいにある、円山公園内科の横の道を進めば到着です。

「オーベルジュ・ド・リル サッポロ」
所在地:北海道札幌市中央区南1条西28丁目3-1
HP:https://www.hiramatsurestaurant.jp/aubergedelill-sapporo/

お料理も空間も楽しめると思います。
雰囲気も素敵なので、デートや記念日の利用に最適かと。
この日も2組が何らかのお祝いで利用されていました。

気になった方はぜひどうぞ。

今日はこのあたりで。
食と農の未来がより豊かになりますように。

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