2020,07 今月のミニチュアたち

こんにちは。
北海道在住、
食と農のコンサルタント、野菜ソムリエ上級プロの
田所かおりです。

夏野菜が美味しい季節になりました。
免疫力を高めるためにも
美味しくたっぷり畑の恵みをいただきたいものです。
訳あって、私は最近スイートコーンを
沢山いただいています。

では、
日本の食文化を紹介したいという想いで継続している、
ミニチュア作品をご覧ください。

今月は、メニュー9種類です。

・さぬきうどん

7月2日は「うどんの日」。
1980年の7月2日に、
香川県生麺事業協同組合によって
制定されました。
その昔、田植えが終わる半夏生に、
労をねぎらってうどんを食べる習慣が由来です。
さぬきうどんのイメージで、
ぶっかけうどんに、ちくわの天ぷらをのせました。

・冷やし中華

7月7日は「冷やし中華の日」&七夕。
1995年に冷やし中華愛好家の方によって
制定されました。
冷やし中華は日本発祥の食べ物です。
みなさんは具に何をのせるのが好きですか?

・サンドイッチ

ハムとキュウリとトマトがあったので、
サンドイッチを作ってみました。
ちなみにサンドイッチの日は3月13日。
普通サイズなら
とっても簡単に作れるのですが、
ミニサイズはなかなか苦労しました(笑)
一瞬で食べ終わりましたが、
小さくてもしっかりサンドイッチの味がしました。

・紅茶ゼリー

7月14日は「ゼリーの日」。
2005年に日本ゼラチン工業組合により
制定されました。
ゼリーの主原料である
「ゼラチンの日」と同じ日にし、
「ゼラチンの日」は「パリ祭」に由来するそうです。
紅茶ゼリーにホイップクリームと
スペアミントを添えてみました。

・いなり寿司

7月17日。
毎月17日は「いなりの日」。
「いなりの日」は株式会社みすずコーポレーションにより
制定されました。
語呂合わせ(17)が由来。
地域によっては、
いなり寿司は「こんこん寿司」や「きつね寿司」と
呼ばれているそう。
なんだか可愛らしいですね。
関東、関西で異なるいなり寿司の形。
今回は三角形の関西風を作りました。
ガリも忘れずに。

 

・うな重

7月21日は、「土用の丑の日」。
土用の丑の日といえば鰻!
この習慣が広まったのは江戸時代から。
ちなみに、フランスやドイツででは
蒲焼ではなく、燻製やペーストにすることが多いそう。
鰻にまつわるフランスのことわざで、
「鰻を膝で折る」とあり、
不可能なことをする例えとして使われるようです。
想像するとちょっと面白いですね。

 

・天ぷら

7月23日は「天ぷらの日」&「海の日」。
夏バテ気味のこの時期に
栄養たっぷりの天ぷらを食べて過ごしましょう、
ということで制定されたようです。
夏の揚げ物は特に大変ですが、
新鮮な夏野菜と海産物をサクッと頂きたいですね。

・ギョウザ

季節問わず食べたくなる餃子。
今日は餃子の日ではないため、ことわざをご紹介。
※ちなみに餃子の日は旧暦1月1日。
中国北部のことわざ
「見送りの餃子、迎えの麺」
人が旅立つ時は無事を祈る餃子(縁起物)を食べさせ、
人を迎える時は長生きを意味する麺を作って食べてもらう
という意味なんだそう。
ここでいう餃子は水餃子。
みなさんは、焼き餃子と水餃子どちらがお好きですか?

・ざるそば

7月31日。
毎月末日は「そばの日」。
日本製麺業団体連合会により、
1983年に制定されました。
江戸の商人が毎月月末に
縁起物としてお蕎麦を食べたことが由来です。
お蕎麦といえば日本らしい食という
イメージがありますが、
ソバ自体は世界各国で栽培されている
意外とグローバルな食材です。
調べてみると、
麺に加工するのは、
日本、中国、朝鮮、ブータンなどで、
ロシアをはじめとするヨーロッパ各国では
そば粥として、
インド・ネパールでは
水ね粉を練って薄焼き・厚焼き、
フランスでは日本でもお馴染みのガレットとして
食べられているそう。
世界のそば料理も魅力的ですが、
夏の暑い日はざるそばが嬉しいですね。


今月の作品はいかがでしたでしょうか。
感想等お寄せいただけますと励みになります。

今月はこのあたりで。
食と農の未来がより豊かになりますように。

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